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2022.01.19
開発担当:境(コスメコンシェルジュ)
今日は私の得意分野の成分についての解説です!気合い入れて書きますよ!

ヤシ油には2種類ある?!

ヤシ油とは、ヤシから抽出した油のことで、パーム油とココナツオイルの2種類をヤシ油、と一括りで呼ばれております。

ただし、この2種類は、環境的観点からも、肌への成分も大きな違いがありますので、2つの違いをしっかりと理解しましょう!

 

ToyLaBO(トイラボ)オーガニックコスメシリーズでは、人にも環境にも優しいココナツオイルを、ヤシ油として使用しています。

1、パーム油

インドネシアやマレーシアを中心とした熱帯地方で、生産されるアブラヤシの実から取れる抽出する油のこと。

世界的需要も拡大する中で、環境問題や小児労働や、強制労働などの問題も多発しています。

(ToyLaBO(トイラボ)では使用禁止原料にしている)

2、ココナツオイル

ヤシ油は、ココナッツオイル。とも呼ばれ、ココヤシの種子からとれる油のことです。

環境にも優しい原料だが、パーム油と比べて高価な原料であるため、大量生産のコスメでは使いづらい原料です。

(ToyLaBO(トイラボ)で使用しているヤシ油はこちら)

 

同じヤシ油でも、製造方法でこんなに違うの?

これはヤシ油に限った話ではありませんが、植物オイルには大きく分けて3つの抽出法があります。

抽出方法によって、同じ名前のオイルでも品質が全く違いますし、不純物などの混入や、石油系溶剤が入っていることさえあります。

なので、ヤシ油を始めとした植物オイルの抽出法の違いと、それによる品質の差をご紹介します。

低温圧搾法(コールドプレス法)

最もシンプルで、かつ、高品質なヤシ油を作ることができる抽出方法です。

ココナツの実を、ただ絞って油を抽出する、というシンプルな製法なので、生産効率が最も悪いですが、植物が持つ本来の力を凝縮した高品質なオイルです。

 

ToyLaBOで使用する植物オイルは、抽出法までこだわった植物オイルを使用しています。

溶剤抽出法

ヘキサンや石油ベンゼンなどの溶剤を使って、ココナツから油を抽出する方法です。

抽出効率が非常に良いため、一般的なヤシ油では、こちらの抽出法が使われることが多いです。

ただし、石油系溶剤などを使用する可能性があるため、低温圧搾法と比べ、品質が劣ります。

ToyLaBOでは、こちらの植物オイルは、植物オイルと考えておりませんので、基本的には使用しない方針です。

化粧品原料としてのヤシ油

アーユルヴェーダでは、保湿・抗酸化作用などがあるため、積極的に使用されているオイルの一種です。

美肌効果のあるスーパービタミンE(トコトリエノール)も、多く含まれているため、肌を自然な美しさへと導いてくれる効果も、期待されています。

ヤシ油(ココナツオイル)は安全なの?

ToyLaBOが実施したアレルギー検査より

100人の被験者に、ヤシ油2%配合の乳液で皮膚刺激性検査を実施したところ、いずれの被験者にも刺激は見当たりませんでした。

(アトピー用のコスメなどにも多く使われていますので、肌に優しい原料と考えています。)

 

ToYLaBO(トイラボ)が見たヤシ油の考え方

ToyLaBO(トイラボ)では、パーム油、という意味でのヤシ油は、環境面や労働被害などの観点から使用しない方針です。

ただし、ココナツオイル、という意味でのパーム油は、界面活性剤などにも多く使われています。

 

石油系合成界面活性剤を一切使わないToyLaBOのコスメ作りの中で、ヤシ油(ココナツオイル)は、とても重要な成分の1つなのです。

 

また、農家さんの情熱がこもった原料を直接仕入れ、1つ1つ手作業で、製法までこだわった原料を追求しています。

 

 

私がキレイになれば、

地球もキレイになる。

そんなオーガニックコスメを展開しているToyLaBO。

農家の情熱がこもったコスメを展開していますので、ぜひ一度お試しください!